さて、この2章では1年間かかって振り出しに戻ったわけですが、その1年間で色々勉強になったことがありますので、過去の記事を参照しながらまとめようと思います。
時間をかけた分1章より内容は濃いのかな。

まずは一つ目
業者探しの時ですね。
この時点でよく調べたので回避できましたが、設計事務所と思ってお願いしようと思っていた所は、設計事務所ではなく、設計士さんとのマッチングサービスを行っている会社さんでした。いろんな設計士さんに声をかけてコンペができるというメリットはあるものの中間マージンに100万以上かかる仕組みでした。
もちろん複数の事務所の設計士さんに図面を作成してもらえることは大きなメリットですが、私たちのように建築予算があまりない人間には選べない選択でした。
お金がない分働いてカバーということで、
ネットで “注文住宅 地域名” で画像検索した事は良かったです。
色々と目移りはしますが、文字よりも説得力があり、気に入った画像から各事務所のホームページに入っていって、内容を確認するという方法は効率的で有用な手段だったと思います。

2つ目
この時に決めたこの3つの基本方針について
①なるべく気分良く、なるべく自由に仕事をしてもらう
②自由すぎて住みにくい家になると困るのでしっかりチェックする
③話し合いに漏れが出ると思われるので、毎回しっかりとメモを取る
先に
②と③についてですが、この二つはしっかりとできていました。ブログには書いていませんが、途中の図面では階段と廊下の接続部分が狭すぎて

ここ、ベッドマットとか大きな家具通ります?

あっ、無理ですね。修正します
なんてやり取りもありましたし、
毎回打ち合わせした20%くらいは内容漏れが発生していて、こちらから再度要望してましたし。

私たちが出来ていなかったらどんな家になっていたのか想像するだけで怖いです。
で!
ここからが本題です!!
①なるべく気分良く、なるべく自由に仕事をしてもらう
についてですが
これが今回の一番の失敗ですね。
担当の設計士の事を、
・どうやら芸術肌だな
・使いやすさよりデザインを優先しがちだな
・デザインに熱中すると施主を置いてけぼりにすることもあるな
と気づいていたのにも関わらず、気分良く仕事をしてもらうためと自由にさせすぎました。
もちろん、芸術肌の設計士さんが全てこういった結果を起こすとは思いません。
たまたま悪い人に当たったんだと思います。(あくまで主観です)

普通はデザインを優先しても施主あっての仕事ですからやりたい事と施主から求められている事を天秤にかけて正しい判断をされると思いますし、それができない設計士さん、ひいては経営者さんがおられることには私も驚きました。
しかし、実際にそういった人に当たった私からすると、
そういう人は一定数はいるんだと思います。
そしてそういった設計士さんに当たる人はその何倍も……。
これが、ちょっとした買い物であれば、それでも良いでしょう。
でも、私たちも含め多くの人は30年・35年とローンを払い続ける
人生をかけたの買い物なんです。
それを

今回は運が悪かった
と片付けられる人はほとんどいないでしょう。
もちろん私もそうです。
そんな博打は打てません。
ならばどうするか、私はこう認識を改めることにしました。
家を建てるのは自分だ!!
この一年を振り返ると今までは設計事務所と工務店に
家を建ててもらうんだという意識が強かったように思います。

自分は素人だから、プロの方々にあんまり口を出しすぎても
と丸投げにして、把握できていない部分が多かったと!
それではダメだと思いました。今回のような事は防げない。
できない部分はもちろん任せるにしても、最小限にしよう。
どうしても出来ない所があっても勉強して把握しよう。
奇しくも、トップページに書いていること。
家づくりを開始する時、いろんな先輩方のブログを見にいった時にたくさん目にしたこの言葉にたどり着いたわけです。
注文住宅で建てるなら他人任せではダメです!
自身で全てのことを把握できるくらい勉強する覚悟がない人は注文住宅はやめましょう!!
最初からこの言葉の意味をしっかりと考えて受け止めていれば、私はこの1年間を無駄にする事はなかったのかもしれません。この設計士さんとうまく家づくりをすることができる芽もあったと思います。
今回の失敗は、私の責任も大きいということです。

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